アスペルガーの備忘録

発達障害でうつ病経験もある高卒社会人です。

発達障害は天才的な能力があるという偏見

 

 

どーも、タツローです。

 

最近は発達障害という病名は一般的にもかなり浸透してきているように思います。

実際、ドラマや映画などで発達障害と診断されている人物が登場したりするのは一昔前では考えられなかったです。 

ですが、一般的にはかなり誤解されているなと感じることが結構あります。

 

発達障害だからといって特殊能力があるわけではない

 

20世紀最高の物理学者と呼ばれるアインシュタインや発明王エジソンなど過去の偉人には発達障害ではないか?と評される人物が結構な数いるようです。

 

現在でもマイクロソフト創始者であるビルゲイツなどの成功者もいるようですが、こんな人はごく一部であり、実際は一般社会にうまく馴染めずに困っている人が多いと思います。

発達障害は個性」だとか「武器になる」と言っている人もたまにいますが、このような言葉は僕を含め特殊な才能を持たない当事者からすると鋭い刃となりダメージを与えられます。

僕は小学から高校までは発達障害であることを友人などにはオープンにしないで過ごしていましたが、学生特有のノリ(今思えばかなりくだらないことだけど)というのがよく理解できず、なかなか周りと馴染めずにいました。

またASDということもあり、とても敏感だったので、劣等感に苛まれる日々を送っていました。

過去にこのようなことがあった僕からすればとても「個性」だとか「武器」だなんてとても言えないし、なかなかに心を抉られます。

 

発達障害当事者の中にも誤解をしている人はいる

 

僕は最近発達障害当事者が運営しているブログやSNSなどを見る機会が増えましたが、その中には個人的な見解を他人に押し付けるような人もちらほらいました。

当事者だからといって障害を理解しているとは限りません。特に発達障害という分野はとても難しく精神科の医師でも誤診をしたりするケースが多々あるようです。

しかし、当事者の中には知ったかぶって偉そうに話す人もいたりします。もし、このような人にSNSなどで出会った場合は注意が必要だと思います。

 

最後に

好き勝手に書いてしまいましたが、結局何が言いたいかというと世間的にも認知が進んでいるとはいえ、発達障害という疾患はまだまだ偏見が多いということです。

もちろん僕も当事者というだけで専門家でもなんでもないので偉そうなことは言えませんが、発達障害=凄い能力があるという見方は本気で悩んでいる当事者からすると傷口に塩を塗られた気分になるのではないか?と思いました。

 

少しでも正しい理解が進めばいいなと僕は思っています。